【日食観察決意編】
46年ぶりの日食とあって是非観測してみたく、皆既日食がみられる島々への予約を試みたがまったくとれず。懸賞などにも応募していたものもすべてはずれ。
しょうがないので自宅で観測するかと思っていたが、やはりどうしても見て体感してみたと思い、陸移動可能な場所、九州鹿児島の最南端まで下ることを日食１週間前に決意した。
実家が熊本なので、とりあえず飛行機をＧＥＴ。
日食当日の朝に、鹿児島最南端を目指す計画とする。
鹿児島南端で、0.99の日食率になるため期待ができる。

【カメラ準備編】
決意後、減光フィルターをさがしに、カメラ屋を周ったが、すでに遅し。
日食メガネも売っていない。
それでもいろんな場所を回ったら、藤沢のビックカメラに、ＦＵＪＩのＮＤ４．０(減光1/10000)が１枚残っていた。サイズは75x75mm。撮影に使用予定のレンズはSIGMA150-500mmでレンズ径φ86mmなので、ちょっと小さいフィルターだが、Ｄ２００での撮影であることと、撮影される太陽の大きさを考えればまったく問題ない。
ただ問題なのフィルターを固定するフォルダーがない・・・
どうしよう・・・・、無いなら自分で作っちゃえ～と、写真台紙（厚紙）も一緒に購入。
日食メガネも完売なので、これもフォルダと一緒に作成しようと考え、ＮＤ１．５×２枚、ＮＤ１．２×１枚、購入。
ま、ND4.0がもう一枚あればよかったんだけど・・・この３枚を重ねてしまえばかなりの減光になり目にも負担はすくないだろう。
出来上がったフォルダはこれだ。↓↓


【日食当日】
朝２時起き。まず天気予報チェック。
九州は、前線の南下で大雨。この時間、熊本は大雨状態・・・
日食時間に丁度、鹿児島上空に、前線がある予報・・・
これは、九州を北上したほうがいいのか・・・
３時出発する予定だったため、家族が起きてきた。
もう少し、情報を見るために出発を遅らせる。家族はまた寝たが、私は天気予報とにらめっこ。
そして朝７時。
「福岡に予定変更！！！」
家族も起きてきたので、すぐ用意して、福岡に向った。
高速から下りて場所を見つけるのは時間がかかるため、出来るだけ北上してＳＡで観測する魂胆だ。
「出発！」
やはり福岡方面に北上すると雲の厚さが薄くなってきて、晴れ間がみえてくる。期待大。
基山ＳＡに到着。太陽が見えている。
カメラをセットして日食の時間を待つ。

【日食始まる】
日食が始まった。５分ごとにシャッタをきる。
これは、↓のスライドショーを見てください。

福岡では、0.93程度の日食率であるが、最大にかける時間帯は、周りが少し薄暗く、夕方前のような感じなり、気温（体感）もぐっと下がり、涼しくなるのが感じられた。
ほんとに、太陽の影響はこれほどもあるものかと思い知らされた。
今度は、是非皆既日食を体験したい。
九州まで来た甲斐があり、家族も大満足。
爺婆は、孫の顔をみれて大満足。

25年後、関東だ！